豆知識―試験管ベビーについて

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試験管ベビーは現在世界ですでに二百人近く誕生し、五百人ぐらいが妊娠中(一九八三年八月現在)といわれています。
日本でも成功しているのですが、女性から卵子を取る技術は手術をするのと同じだと知っている人は少なく、安易に考えている人も案外多いのです。
この手術は、腹腔鏡といって腹部に、棒の先にレンズ(直径○・五’一零)のついたようなものを挿入し(その前に気腹といって腹腔内にガスを注入して膨らましてから)、卵子を採取します(最近そのようなことをしないで直接腹部に針を刺して超音波断層をしながら採取する方法も研究されている)。
採取した卵子を培養して成熟させ、一方、別に採取した精子を洗浄して濃度を調整、卵子とシャーレまたは試験管の中で合わせて受精させます。
さらに培養、分裂をおこさせたものを子宮に注入、着床させるのです。これは、体外で受精現象をおこさせるので、体外受精ともいわれています。
素敵な結婚相手を見つけても結婚後に問題は発生した場合、ここに書いてあるように意外と改善に手間がかかります。気を付けましょう。
最近の傾向としては、少しでも外界の影響を避ける意味で培養時間を短くしようとして、受精卵の細胞が二-四個に分裂した段階で子宮に注入される場合が多く、さらに精子と卵子を合わせてすぐに(精子が卵子に侵入する直前)子宮に注入する方法も試みられています。
体外受糀する三十五歳以上の人の場合、半数近くが流産しているといわれています。現在、世界での成功率は二○%ぐらいといわれ、日本もいずれはその域に達するでしょう。
原則として体外受精は卵管が閉鎖している人に行うべきですが、最近は適応範囲が段々と広がっていく傾向にあり考えさせられます。
卵管が閉鎖していれば、まず卵管の手術を受けるほうがよいのはいうまでもありません。

出典元:結婚相談所 選び方

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